So-net無料ブログ作成
検索選択
超大国の自殺 ブログトップ
前の1件 | -

◆ 超大国の自殺 (44) 第4章 ⑦ 人種問題以後のアメリカはどうなる? [超大国の自殺]

パトリック・J・ブキャナン著/河内隆弥訳
大国の自殺
― アメリカは、2025年まで生き延びるか? ―
2012年11月5日 第1刷発行 幻冬舎


第4章 白いアメリカの終焉


(7人種問題以後のアメリカはどうなる?



部族主義の政治というあり方は
異常ではないし、いつもあり得る。

ジョン・F・ケネディがカソリックでなかりせば、
カソリックの 78% という票を取れるはずはなかった。

ヒラリー・クリントンは、際どい状況でなかったら、
ニューハンプシャーの女性票をかき集められなかっただろう。

ミット・ロムニーがモルモン教徒でなければ、
ユタ州で圧勝し、また南部で燃え上がることもなかっただろう。

マイク・ハッカビーは
福音派クリスチャンでバプテストの伝道師でなかったら、
バイブル・ベルトで旋風を起こすことは出来なかっただろう。

故人となった市監察官のハーベイ・ミルクが、
サンフランシスコのカストロ通りでうまく仕事が出来たのは、
かれが 「ぼくたち (ゲイ) の仲間」 だったからだ。



1964年、上院議員のバリー・ゴールドウォーターが
大統領選に立候補したころから、
アフリカ系アメリカ人は 9 対 1 で共和党に投票しなくなった。

しかし、ト二・モリソンが、
「わが国初代の黒人大統領 (クリントンのこと)」
と呼ぶものの妻に対抗したオバマに、
黒人票が 9 対 1 で集まった事実は、
人種以外の要因でどう説明すればよいのか?

ニューヨーク・タイムズですら
黒人有権者と黒人放送局との連係関係に
呆れている様子だ。

「トム・ジョイナー・モーニング・ショウ」、「マイケル・バイデン・ショウ」、
「スティーブ・ハーベイ・モーニング・ショウ」、
合わせて 2000万人の視聴者となるが、
ジム・ルーテンベルグは、これら番組には
「バランスのひとかけらもない・・・。
オバマをまるでホーム・チームのように応援している」
と書いた。



ブラック・エンタテインメント・テレビジョン (BET) は、
民主党大会をライブ中継して、
オバマの大統領指名受諾演説を放映する、
と予告した。

しかし、共和党大会でのマケインのスピーチについては
何の準備もしなかった。

BET 会長のデブラ・L・リーは、
バラクの演説は
「歴史的出来事である」
と伝えた。
「だからわが社の特別待遇が要請されたのである」。


   (← 
[ちっ(怒った顔)] ということは、
   人種差別をしてはいけない、とか言ってる人たちに限って、
   自ら差別を呼び込みにしてるわけで・・・。

   日本でもありますね、
   1946年 (昭和 21年) という、終戦の翌年に生まれた私でさえ、
   「昔の話」 といった感覚しかない 「部落差別」 の
   亡霊を 21世紀なってもまだ呼び出してる人たちとかwww

   前にもどこかに書きましたが、
   私がラジオをよく聞いてた頃だから、
   1960年代の初めだと思うのですが、
   「アイヌの血をひいていた最後のお爺さんが亡くなった」
   というニュースが報じられました。

   なのに 21世紀になると、
   アイヌ系の数が増えてるってのも、
   亡霊を生き返らせてるんでしょうねwww

   そうやって 「商品」を作り出して
   CM を流して売り出して食ってる人たちが
   世界中にいるってことです。

   くれぐれも、お気をつけあそばせ (^^;



メディアの主流左寄りになり
ラジオのトーク番組が右寄り
ケーブル・テレビがイデオロギーにしたがって
割れてゆくにしたがい
新聞のバルカン化小国分裂状態が始まった

2008年7月27日、4年ごとの
UNITY ――有色人ジャーナリスト の総会の
最終日に、6800人が集まった。

2004年の総会では、
ブッシュに対するブーイングが起こり、
民主党大統領候補のジョン・ケリーには
スタンディング・オペーションが贈られた。

2008年、マケインは招待を断った。

このときのスピーカーの目玉は ――
バラク・オバマだった。



UNITY 総会を運営したジャーナリストたちの懸念は、
仲間たちが
マコーミック・プレイス・コンベンション・センターの
屋根を吹き飛ばしはしないか、ということだった。

NBC の 「デイトライン」 のプロデューサー、ルイス・ヴィラリールは、
「有色人種が、みなの気持ちをまとめるために集まってくるイベントで、
リポーターの立場を離れて一人の人間として
15分ばかりオバマの話に向き合うことはそんなに悪いことではあるまい」
と言った。



UNITY 所属の 1 万人のジャーナリストは、
いったい何でまとまっているのか?



有色人ジャーナリストの前進行動の基盤には肌の色がある。

UNITY は 4つのグループで構成されている。

それぞれは、
人種、民族ごとの進歩的ジャーナリストが構成する ――
アジア系アメリカ人ジャーナリスト協会、
先住アメリカ人ジャーナリスト協会、
ナショナル・ヒスパニック・ジャーナリスト協会、
ナショナル・黒人ジャーナリスト協会
の 4つである。

UNITY が何を目指しているか、
2008年 7月 22日の新聞発表のタイトル、
ニュー UNITY の目的
トップメディアの運営に一層の多様性を

が正確に示している。



「一世代以内に、
人口の半分以上が
有色人で占められると見られる」
と言ったのは、カレン・リンカーン・ミシェル会長である。

   「わが国の報道機関は、年々多様性を深めている・・・。
   2010年には 10社 が正しい道として重要である」。



「2010年には 10社」 とは何のことだろう?



UNITY は、合衆国の報道機関 10社に対して
報道担当の上級経営要員として
少なくとも 1 人の有色人ジャーナリストを昇進させ、
「そのための必要なトレーニングを行うこと」
要求してきた。

その要員に選抜されるものは、
アジア系、アフリカ系アメリカ人、先住アメリカ人、スパニック
であってよいが、
アイルランド、イギリス、ポーランの、イタリア、ドイツ、ユダヤ系
はいけない。



オバマの当選で、UNITY のその精神は、
連邦通信委員会における 「多様性の帝王」、
マーク・ロイドが具現している。

アメリカ進歩センターで仕事をしながら、
ロイドは、ヒューゴ・チャベスの 「信じられない革命」 を絶賛した。

ボリビア革命に反対したメディアの抑え込みは素晴らしい。


   ベニズエラの地主たちやメディアを当時支配していた連中は
   反乱を起こした。
   ―― はっきり言って、
     ここにいるアメリカ政府の連中と一緒になって ――
   チャベスを追い出そうと・・・。

   チャベスは戻ってきて、もう一度革命を起こし、
   今度は本当に国中のメディアを手に入れた。



「国中のメディアを本当に手に入れた」
とロイドが表現したのは、
チャベスが、
ベネズエラのもっとも古いテレビ・ネットワークの
RCTV の免許を更新しなkった決断を指す。

コラムニストのアマンダ・カーペンターが書くように、
「その代わり、国営のテレビ局を設けた。
RCTV の封鎖に抗議したデモ行進が行われていた間、
この局は、アニメと昔の映画を放映していた」。



それ以前に、ロイドは、
有色人種の地位向上のために、
なぜ白人ジャーナリストが 「譲らなければ」 ならないのかを
論じていた。


   もう重要なところには白人が居座っていたので、
   これ以上難しい物事はなかった、それに・・・

   ポジションなんて滅多にあるものではない。

   しかし、こういったポジションを
   有色人種とかゲイに与える必要があることを
   認識しない限り問題は解決しない。

   しかし、あいつを辞めさせろ、と言える場所にいれば、
   誰かが力を持つことが出来る。



ロイドは付け加える、
「アメリカ人の心の中で、
黒い肌の黒人ほど怖いものはないんだと思う。
わたしがそうなんだよ」。



マルチン・ルーサー・キングが、
自分の子どもたち
肌の色ではなくその中身で判断され
日が来ることを夢見てから
半世紀後
有色人ジャーナリストたちは、
雇用と昇進を肌の色で決めてくれ
要求している。

ジム・クロウ (人種差別) 法は復活した。

肌の色の受益者と
肌の色の犠牲者が
入れ替わったのである。


   (← 
[ちっ(怒った顔)] 国連からのお達しで、
   日本には特に強く勧告された
   「男女雇用機会均等法」。

   中でも公務員は 3割を女性にするように
   とか何とか言ってましたけど、
   それって明らかに女性優先ってことで、
   同じ能力以上でも、男性を落として、
   女性を採用するってことになるでしょ?

   それよりもっと酷いのが、
   上にある 「多様性」 とかいう人種差別。

   明らかなる白人差別。

   やられたから、やり返すというもの以前の問題。

   口惜しかったらプロパガンダなんて手を使わずに、
   正真正銘の中身、実力で白人を蹴落としなさい!!




もくじ
(
http://natsunokoibito.blog.fc2.com/blog-entry-1540.html )

日本語版への序文
序文
まえがき 分裂してゆく国家
 1 超大国の消滅
 2 キリスト教国アメリカの死
 3 カソリックの危機
 4 白いアメリカの終焉
 5 人口統計の示す冬
 6 平等か、自由か?
 7 多様性 (ディヴァーシティ) カルト
 8 部族主義 (トライバリズム) の勝利
 9 「白人党 (ホワイト・パーティ)」
10 緩慢な後退
11 ラスト・チャンス
謝辞
訳者あとがき



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog
前の1件 | - 超大国の自殺 ブログトップ