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◆ “大学利権” のヒーロー (?!) 前川喜平 [◇ 加計学園問題]

そんなのありかよ日本の官庁
大学認可私学助成そして天下り
文科相
大学利権の頂点に君臨した前川喜平氏は
ヒーローではない
宇佐美典也

2017.08.01
(www.sankei.com/politics/news/170801/plt1708010003-n1.html )

前川喜平氏(円内)が次官を務めた文科省には問題が山積している
前川喜平氏が次官を務めた文科省には問題が山積している


中央官庁は
法律に基づく「各種許認可権限」や、
兆円単位の「予算の配分権」を持つ
巨大な権力の塊である。

残念ながら権力というものは常に腐敗するもので、
中央官庁に巨大な権力が集中する以上、
特定の業者が官庁と特殊な関係を築いて、
ある種の「利権」を築こうとするのは、
避けられないことでもある。(夕刊フジ)


こうした権力の腐敗を防止するには、
国民がメディアを通して常に権力を監視し、
そのゆがみを正していく必要がある。

こうした意味で、メディアは
国民にとって「権力を監視するレンズ」として、
非常に重要な役割を持っている。


しかし、中央官庁の内情を多少なりとも知る身からすると、
昨今のメディアのレンズはいささか曇っているようだ。

その役割を十分に果たしていないように思える。


一例を挙げると、最近のワイドショーは
「加計学園」問題一色に染まっている。

「加計学園理事長は、安倍晋三首相のお友達だから、
行政をゆがめて文部科学省に対して強権を発動し、
52年ぶりの獣医学部の新設を実現させた」
という報道がなされているが、これはいささか疑問である。


冷静に見れば、むしろ
・「大学認可」と
・「私学助成」(=2017年度予算で約3150億円)
という強大な権力を持ち、全国の大学を統制して
「大学利権」を構成していたのは文科省である。


実際、文科省では
強大な権限を背景とした
大学業界への違法な天下りあっせん行為
長年にわたって横行していた。


例えば、
大学制度や予算を所管していた吉田大輔高等教育局長(当時)は
2014年9月、「スーパーグローバル大学創成支援事業」に
早稲田大学を採択して
予算を交付した(=10年間、毎年最大5億円の支援金を支給)。

わずか1年後の2015年8月、
文科省を退職し、早稲田大学に教授として再就職をした。


この組織的天下りには、
当時の人事課長や事務次官ら
同省幹部が関わっていたことも判明している。


さすがに、これは問題視されて、
2017年6月に吉田氏は早稲田大学を辞職した。

こうした文科省の大学利権
頂点に君臨した存在
が、今メディアでヒーロー扱いされている
前川喜平前事務次官であったことを忘れてはならない。


「加計学園」の獣医学部新設に関しても、
野党や一部メディアは
「安倍首相のお友達利権」と声高に非難しているが、
そこに違法な金銭のやり取りがあったことは、
いまだに証明されていない。


おそらく、国家戦略特区による一連の強引さは、
硬直した文科省の大学利権=岩盤規制
切り込もうとした取り組みで、
そのポジティブな側面も、今一度考えてみる必要があるだろう。


昨今のメディアは、
こうした俯瞰(ふかん)的な視点で物事を見ずに、
ひたすら「安倍憎し」で、
政権のあら探しに終始しているように見える。

改めて、「権力の監視」という
自らの役割を
問い直すべき時期が来ているのではなかろうか。


■ 宇佐美典也うさみ・のりや

1981年、東京都生まれ。東大経卒、経産省入省。企業立地促進政策、農商工連携政策、技術関連法制の見直しを担当後、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)で電機・IT分野の国家プロジェクトの立案やマネジメントを行う。2012年9月に経産省を退職。現在、政策コンサルタントとして活躍する。著書に『30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと』(ダイヤモンド社)、『肩書き捨てたら地獄だった』(中公新書ラクレ)など。



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